八王子キャンパス第1回帝京大学医真菌研究センター（TIMM） 冲永賞授賞式および記念講演会を実施しました

2023年12月9日（土）、八王子キャンパスにて帝京大学医真菌研究センターが 、第1回帝京大学医真菌研究センター冲永賞授賞式および記念講演会を実施しました。本学医真菌研究センターは、センター設立40周年を迎えるにあたり、これまでの「平谷民雄記念賞」の伝統を継承し、新たに「帝京大学医真菌研究センター冲永賞」を設立しました。この賞は、センターにおいて研鑽を積み、優れた研究成果を挙げた研究者に対して顕彰することを目的としたものです。

2023年11月8日（水）に授賞選考会を実施し、厳正な審査の結果、千葉県衛生研究所 研究員 中山孝子氏と枚方総合発達医療センター院長 山西千晶氏に授賞しました。授賞式では、医真菌研究センター教授（副センター長） 槇村浩一より選考結果の発表と講評が行われ、センター長を務める本学副学長?常務理事 冲永寛子より賞状、楯、副賞の授与がありました。記念講演会では、中山博士および山西博士が、それぞれ授賞講演を行いました。

中山氏は、LAMP法による室内環境真菌の検出に関する画期的な研究で、医真菌学の進展に貢献。山西氏は、RNAポリメラーゼI最大サブユニットアミノ酸配列に基づく主要病原真菌の系統解析マーカーに関する研究で、医真菌学研究の新たな地平を切り開きました。本賞は帝京大学医真菌研究センターが誇る文化?伝統であり、関係研究者の鼓舞とサポートのために重要な役割を果たしています。本年度の授賞を皮切りに、今後も優れた研究者の顕彰を続けてまいります。

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